賃金の決定要因

  • 2016.07.01 Friday
  • 20:13
社会保険労務士の家入です。

「最低賃金の引上げ」や「同一労働同一賃金」など、賃金について議論が活発に行われています。今回は短時間労働者の賃金について考えてみたいと思います。

一般的に「アルバイト」や「パートタイマー」といわれる人たちの賃金が正規社員に比べ低水準となっています。

ところで賃金は、どのような要因で決定されているのでしょうか?新卒で入社する社員は、一般的に会社規模や本人の学歴などにより決定されていると考えられます。それでは、中途採用の正規社員はどうでしょうか?経験・実績、年齢などでしょうか。

一方、アルバイトやパートタイマーといわれる人たちの賃金決定要素は?…
職種・地域による相場などでしょうか。

新聞記事によると、コンピューター関連技術者など高い技術力を持った人材は引っ張りだこのようで、企業が派遣会社に支払う料金は、時給4000円程度ということです(あくまで派遣会社に支払う料金です)。派遣料金は上昇傾向にあり、人材派遣会社は強気の営業をおこなっているとのことです。

一方、パートタイマー等の賃金は、働く側の事情(近隣で働きたい、扶養内で働きたい等)の理由と「事業主」と「働く側」との力関係により決定されているという趣旨の記述がありました。働く側の事情により職業選択の幅が小さくなり、労働力の移動が起こりにくくなる。結果として勤続年数が長くなり、賃金の上昇が抑えられるということのようです

「一般的に勤続年数が長いのは良いことである」と思っていましたので、様々な見方があると感心しました。

市場経済の原則に従えば、需要と供給の関係により「希少価値が増せば、価値は上がる」ということです。コンピュータープログラマーや高度な知識を持った技術者などは賃金が上昇し、そうでなければ市場原理により賃金は上がらないということです。

記事(研究者の執筆であったと記憶しています。)によると、パートタイマー等の最低賃金をある程度上げても(限界はあるが)解雇に影響は無いとの研究結果があり、「仕事内容と賃金のバランスがつり合う水準まで最低賃金を上昇させる余地は有る」とのことです。研究結果からも最低賃金の引上げは可能なようです。

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