業務災害と通勤災害

  • 2013.04.10 Wednesday
  • 22:35
社会保険労務士の家入です。
労災保険は業務上の事由、又は通勤により労働者が負傷、疾病、障害、死亡等に対しての保険給付や社会復帰促進の援護を行うものです。

  • 労災保険は事業所単位で適用されます。

  • 原則として労働者を1人でも使用する事業は強制適用となります。

  • 適用される労働者とは…適用事業に使用される労働者は正社員、アルバイト、パートタイマー等の雇用形態には関係なく、事業主との間に使用従属関係があり、賃金が支払われているならば適用労働者です。



《業務災害》
業務上の事由による負傷、疾病、障害又は死亡であると認められるためには、労働者が労働契約によって事業主の支配下にある状態であり、生じた傷病等が業務に起因したものであるという相当な因果関係が存在しなければなりません。

《通勤災害》
通勤災害とは、労働者が就業に関し、住居と就業の場所間の往復等を、合理的な経路及び方法によって行うことをいいます。(業務の性質を有しないもの)

就業に関しとは…その移動行為が業務と密接に関連していることをいいます。例えば、午後からの出勤なのに午前中から私用のため出社するなどは、本来の出勤時間とかけ離れた時間に出勤しているので、通勤とは認められません。
また、特段の合理的な理由もなく著しく遠回りして出社、又は帰宅するなどは合理的な経路とは認められません。

友人宅に前日に泊まり翌朝そこから直接出社する場合なども、友人宅は住居とは認められず、通勤災害とは認められません。

原則として労働者が移動経路を逸脱し、又は移動を中断した場合は、逸脱又は中断の間とその後の移動は通勤とはなりません。
例外として日用品の購入など、日常生活上必要な行為であって厚生労働省令で定めるものを、やむを得ない事由により最小限度で行うものであるならば逸脱、中断の間を除き通勤となります。(厚生労働省令 労災法施行規則8条)

労働者が通常の通勤途上において行う些細な行為は、逸脱、中断とはならず、その些細な行為中も通勤となります。
例えば通勤経路近くのトイレを使用する、経路上の店でタバコやジュース等を購入する行為などです。

通勤災害については、合理的な経路を合理的な方法で通勤していて災害に遭った場合に認められるものですので、労働者の通勤ルートを把握しておく必要があります。

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